パスワード一括生成(最大100個)
1〜100個の数を指定し、異なるパスワードをまとめて作成・コピーできます。初期アカウントや複数ファイルの用意に使う場合は、利用者ごとの個別発行と安全な配布手順も確認してください。生成処理はブラウザ内で完結します。
仮パスワードの発行に使いやすい設定です。初回ログイン後の変更をおすすめします。
このツールはブラウザ上で動作します。生成したパスワードは保存・送信されません。「生成条件の詳細設定」を開くと、生成されるパスワードの文字種・長さ・除外文字などを変更できます。設定変更はすぐに結果へ反映されます。
初期パスワードとして利用する場合は、初回ログイン後に変更してもらいましょう。似ている文字(I l 1 O 0など)を除外しているため、印刷して配布する場合の読み間違いも防げます。
パスワード一括生成が役立つ場面
新入社員・新規ユーザーの初期パスワード配布
人数分の異なる初期パスワードを用意できます。配布リストはアクセス権と削除期限を設定し、初回変更・有効期限・未使用分の失効を組み合わせてください。
漏洩・事故後のパスワード一斉更新
漏洩や不正利用の疑いがある場合、対象ごとに異なる候補を作れます。更新後は既存セッションの失効とMFAの確認も必要です。
テスト・開発用アカウントの作成
開発環境やテスト環境で複数のダミーアカウントを作成する際、まとめてパスワードを用意できます。
複数ファイルの圧縮パスワード設定
ZIP圧縮ファイルやExcelファイルごとに異なるパスワードを設定したい場合、必要な数だけまとめて生成できます。
一括生成の技術原理と安全性
各パスワードの独立性:各候補は、ブラウザのcrypto.getRandomValuesから取得した値を使って別々に構築します。前のパスワードを加工して次の候補を作るような、意図的な連番・派生関係はありません。
Math.randomとの違い:一般的なMath.random()は擬似乱数生成器であり、内部状態が推測されると次の値を予測できてしまいます。crypto.getRandomValuesはOSが管理する暗号学的乱数生成器(CSPRNG)を使用するため、観測した値から次の値を推測することは計算量的に困難です。
エントロピー管理:Web Crypto APIは、ブラウザが利用できるOS側の乱数源を基に値を供給します。当ツールはその値を拒絶サンプリングで文字集合の範囲に対応させ、単純な余り算による偏りを避けています。
初期パスワード配布の実践ガイド
配布リストの作成と保護:生成したパスワードをExcelやスプレッドシートに貼り付ける場合、ファイル自体にパスワード保護を設定し、共有リンクには閲覧権限と有効期限を必ず設定してください。平文のまま共有フォルダに放置すると、権限外の従業員や退職者からもアクセス可能になります。
初回変更の強制:初期パスワードは配布担当者が知っているため、利用者の初回ログイン時に必ず変更を強制する仕組みを実装してください。変更されるまでは重要な操作を制限し、変更後は配布リストを削除または失効させます。
未使用パスワードの失効:配布から一定期間(例:7日)経過しても未ログインのアカウントは、初期パスワードを無効化してください。これにより、配布リストが漏洩した場合の不正利用リスクを限定できます。
NIST SP 800-63Bの初期認証情報要件:米国国立標準技術研究所のガイドラインでは、初期パスワードはランダム生成を推奨し、利用者ごとに異なる値とすること、初回使用時の変更を求めることが明記されています。また、SMSやメールで送信する場合は別経路での本人確認と組み合わせるべきとされています。
安全な配布方法と管理ツール
平文保存のリスク:ExcelやCSVファイルに平文でパスワードを保存すると、ファイル共有サービスの設定ミス、バックアップメディアの紛失、マルウェア感染時の情報漏洩など、複数の経路から漏洩する可能性があります。特に、クラウドストレージの「リンクを知っている全員」設定は危険です。
推奨される配布経路:組織で承認されたパスワード管理ツール、一度だけ閲覧できる共有機能、または有効期限と本人確認のある配布ポータルを優先します。メール添付のパスワード付きZIPを定型運用にすると、マルウェア検査や失効管理が難しくなるため、PPAPの問題点と代替策を確認してください。
アクセスログと監査証跡:記録するのは、誰に・いつ発行したか、未使用分をいつ失効したか、初回変更が完了したかというイベントです。パスワードの実値を監査ログへ出力してはいけません。
詳しいパスワード管理のベストプラクティスや、よくある間違いも参考にしてください。