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ZIPファイルにパスワードを設定する方法(Windows・Mac)

ZIPファイルのパスワードは、設定した文字数だけで強さが決まるわけではありません。書庫に使われる暗号化方式がZipCryptoかAES-256かで、攻撃への耐性も、受け取り側で開けるかどうかも変わります。WindowsとMacそれぞれの作成手順を確認しながら、どの方式を選ぶべきかを一次情報に沿って整理します。

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先に押さえる結論

  • Windows標準機能では作成できない:エクスプローラーの「圧縮(zip形式)フォルダー」にパスワード設定欄はありません。Microsoft公式サポートも、暗号化された書庫ファイルの操作には7-ZipやWinRARなど他社アプリを使うよう案内しています。
  • 方式は2択:ZIP形式で選べるのは、PKWAREの従来方式(ZipCrypto)と、WinZipが策定したAES方式(AE-x)です。7-Zipのダイアログでは「ZipCrypto」と「AES-256」として並びます。
  • ZipCryptoは弱い:PKWAREの仕様書自身が「今日の基準では弱い」と明記しています。パスワードを長くしても、この方式の弱点は解消されません。
  • Macの標準機能にも欄がない:Finderの「圧縮」にパスワード入力欄はなく、同梱のzipコマンドは従来方式のみです。Kekaの公式サイトも、ZIP形式では「Zip 2.0レガシー暗号化」を使うと記載しています。
  • 強度と互換性は両立しにくい:AES-256のZIPは、Windows標準機能だけの相手には開けません。

つまりZIPのパスワード設定は「方法を覚える」作業ではなく、暗号化方式を選ぶ作業です。以下では作成手順と方式の違いを順に確認し、最後に受け渡しの設計まで扱います。

Windowsエクスプローラーでは暗号化ZIPを作成できない

まず結論を確認します。Windowsのエクスプローラーでファイルを右クリックし「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」を選ぶとZIPは作れますが、この操作にパスワードを入力する画面はありません。作成したZIPは誰でも展開できる状態です。

Microsoft公式サポートの「ZIPファイルの圧縮と展開」には、この点を裏づける記載があります。FAQの「暗号化された圧縮ファイルはサポートされていますか」という問いに対し、Windows 11 バージョン24H2は暗号化された書庫ファイルの操作に対応せず、暗号化書庫の作成・展開には7-ZipやWinRARなどMicrosoft以外のアプリを使うよう案内しています。つまり、単にパスワード欄が省略されているのではなく、標準機能の範囲外だという整理です。

表1:Windows 11 バージョン24H2の書庫ファイル対応(Microsoft公式文書より)

項目内容
作成(圧縮)の経路右クリック→「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」、またはエクスプローラーのツール
作成できる書庫ZIP形式のみ(パスワード設定欄はない)
対応する書庫形式ZIP、RAR、7z、TAR形式の圧縮と展開
暗号化された書庫操作に対応しない(作成も展開もしない)
Microsoft社の案内暗号化書庫の作成・展開には7-ZipやWinRARなど他社アプリを使用

ここで注意したいのは、Windowsが「暗号化ZIPを開けない」わけではないという点です。表1のとおり、標準機能は暗号化された書庫ファイルの操作に対応しないため、AES方式で作られた書庫は展開もできません。受信側がWindowsの標準機能だけを使う環境では、この制約が方式選びを左右します。

ZIPの暗号化方式は2つしかない

ZIP形式のパスワード保護は、大きく2つの方式に分かれます。書庫の内部構造を定義するPKWAREの仕様書と、AES方式を策定したWinZipの仕様書で、それぞれ次のように説明されています。

ZipCrypto(PKWAREの従来方式)

PKWAREの仕様書6.1節によれば、暗号化された各ファイルの先頭には12バイトの暗号化ヘッダが置かれます。このヘッダは乱数で埋められたうえで、パスワードから初期化された3本の32ビット鍵で暗号化され、以後も同じ鍵列でデータ本体が暗号化されます。ヘッダの末尾1バイトは、誤ったパスワードを弾くための照合値として使われます。

重要なのは、仕様書自身がこの方式を評価している点です。6.0.1節には、この方式は今日の基準では弱いと見なされており、低いセキュリティ要求の場面か、古いZIPアプリケーションとの互換性のためにのみ推奨されるという趣旨が明記されています。方式の設計者が弱いと書いている以上、機密情報の保護をこの方式に委ねる判断は取りにくくなります。

AES-256(WinZipのAE-1/AE-2方式)

AES方式は、PKWAREの仕様書では付録Eの「AE-x」として扱われ、実装仕様はWinZipの「AES Encryption Information」にまとまっています。同文書によれば、鍵導出にはPBKDF2が使われ、反復回数は1000回、擬似乱数関数はHMAC-SHA1です。ここから暗号鍵・認証鍵・検証値の3つが取り出され、検証値は16ビット(2バイト)です。

書庫にはファイルごとにランダムなソルトが付与され、データの末尾には10バイトの認証コードが置かれます。AE-2では標準のCRC欄に0が格納され、改ざんの検出は認証コードが担います。なお同文書は、HMAC-SHA1の出力が160ビットであるため、192ビット・256ビットのパスワード検索空間が理論上の最大値には達しない可能性がある、という点も明記しています。

表2:暗号化方式の比較(公開仕様に基づく)

項目ZipCrypto(従来方式)AES-256(AE-x)
暗号アルゴリズムPKWARE従来方式(ストリーム暗号)AES(AE-2はCTRモード)
暗号鍵の長さ32ビット鍵を3本(仕様に明記)128/192/256ビットから選択
鍵の導出パスワードで3本の鍵を初期化PBKDF2(反復1000回、擬似乱数関数はHMAC-SHA1)
ソルトなしファイルごとにランダムなソルトを付与
パスワード照合の精度実装により1バイト(上位CRC-32)2バイト(16ビットの検証値)
改ざんの検出CRC-32による整合性確認のみ10バイトの認証コード(HMAC-SHA1)で検出
既知平文攻撃への耐性脆弱とされる(公開文献で指摘)この方式を対象とした既知平文攻撃は知られていない
仕様書自身の評価「今日の基準では弱い」と明記128/192/256ビットのみを許可

表2のとおり、両方式の違いは鍵の長さだけではありません。ソルトの有無、パスワード照合の精度、改ざん検出の仕組みが根本的に異なります。ZipCryptoの鍵長は3本の32ビット鍵という仕様上の値であって、この数字をAES-256の256ビットと単純に比較することはできません。攻撃への耐性は、鍵長よりも公開文献で弱点が指摘されているかどうかで判断するのが実務的です。

7-Zipでの設定手順と、既定の落とし穴

Windowsで暗号化ZIPを作る場合の標準的な選択肢が7-Zipです。配布元の公式サイトでは、主要な対応形式としてZIPを含む「7z、XZ、BZIP2、GZIP、TAR、ZIP、WIM」の圧縮・展開が案内されています。

  1. 圧縮したいファイルまたはフォルダを右クリックし、「7-Zip」→「圧縮」を選ぶ
  2. 「書庫形式」でzipまたは7zを選ぶ
  3. 「暗号化」欄にパスワードを2回入力する
  4. 「暗号化方式」の一覧で、ZipCryptoではなくAES-256が選ばれているかを確認する
  5. 作成後、別のフォルダで展開できるか確認する

4番目が要点です。7-Zipのバージョン26.03の圧縮ダイアログを実装しているCompressDialog.cppを読むと、書庫形式が7zのときは「AES-256」だけが一覧に並び、選択位置もその1件に固定されます。一方、書庫形式がZIPのときは「ZipCrypto」を先に追加し、「AES-256」をその次に追加したうえで、保存されている書庫形式ごとの設定(レジストリのEncryptionMethod)が aes で始まるときだけAES-256側を選びます。保存された設定がない場合に選ばれるのは一覧の先頭、つまりZipCryptoです。

ZIP形式を選んだときに表示される既定値は、環境によって変わり得ます。確実を期すなら、ダイアログ上でAES-256が選ばれていることを目視してください。コマンドラインで作成する場合は、-mem=AES256を明示するか、後述のとおり7z形式を選ぶほうが方式を迷わずに済みます。

MacでZIPにパスワードを設定する方法

macOSもWindowsと同じ構図です。Apple公式サポートの「Macでファイルやフォルダを圧縮する/解凍する」で案内されているFinderの圧縮操作には、パスワードを入力する欄がありません。GUIで暗号化ZIPを作るには、Kekaなどの対応アプリを使います。

ただし、KekaでZIP形式を選べばAES-256になる、という理解は正しくありません。Kekaの公式サイトには、暗号化について「7zファイルにはAES-256暗号化を、ZipファイルにはZip 2.0レガシー暗号化を使用します」と明記されています。ZIP形式を選んだ時点で、暗号化方式はPKWAREの従来方式になります。AES方式を使いたい場合は、ZIPではなく7z形式を選ぶ必要があります。

ターミナルでzip -er archive.zip folderのように作成する方法もありますが、これも従来方式です。macOS同梱のzipコマンドはInfo-ZIPのZip 3.0をAppleが改変したもので、付属のman pageには、標準の暗号化が「比較的弱い」ことと、より強力な暗号化には別の手段を使うべき旨が記されています。実際にこのコマンドで作成した書庫を調べると、汎用フラグの暗号化ビットは立ちますが、AES方式を示す拡張フィールド(0x9901)は付与されません。つまり区別なく「暗号化ZIP」と呼ばれる書庫の中身が、作成元によって別物になっているのです。

展開側はどうでしょうか。同じman pageによれば、dittoコマンドは展開時に--passwordを要求し、パスワードで保護されたファイルに遭遇した場合は指定がなければエラーになります。Finderのダブルクリックでも、従来方式のZIPはパスワード入力を求められます。

表3:ツール別の対応状況

ZIPのパスワードをめぐる混乱の多くは、作成側と受信側で対応方式がずれることから生じます。公式文書と一次情報で確認できる範囲を整理すると、次のようになります。

ツール暗号化ZIPの作成展開対応する暗号化方式
Windows エクスプローラー不可(項目なし)実質不可パスワード欄がない。暗号化書庫の操作に対応しない
7-Zip(Windows)可可ZIPでは ZipCrypto と AES-256 を選択可。7z形式は AES-256 のみ
Keka(macOS)可可7z形式はAES-256、ZIP形式はZip 2.0(従来方式)。公式サイトに明記
macOS標準(Finder)不可条件付き「圧縮」にパスワード入力欄がない
macOS標準(zipコマンド)可可従来方式のみ。AES拡張フィールドは付与されない

表3で最も見落とされやすいのは、「7-Zipを入れれば安全」ではなく「7-ZipでZIP形式を選ぶと弱い方式になり得る」という点です。同じアプリの中で書庫形式によって選べる方式が変わるため、作成した本人が気づかないまま従来方式で送ってしまう事故が起こります。

表4:受け取り側から見た両方式の違い

観点内容
受信側の負担ZipCryptoはツールを問わずほぼ開ける。AES-256はAE-x仕様に対応したアプリが必要
ファイル名ZIP形式ではどちらの方式でも暗号化されない。7z形式ならファイル名も暗号化される
誤パスワードの判定ZipCryptoは1バイト、AES-256は2バイトの検証値で照合するため、後者の方が誤りを弾きやすい
改ざんの検出ZipCryptoはCRC-32のみ。AES-256(AE-2)は認証コードで検出する
判断の目安受け取り側がWindows標準機能だけならZipCrypto、双方が7-Zip等を使えるなら7z形式またはAES-256のZIP

パスワードの長さと設計

方式を選んだうえで、パスワード自体の設計も必要です。NIST SP 800-63B-4は、認証に使うパスワードについて文字数の要件を定めています。これは認証システムの検証側に対する要件であり、ZIPの暗号化方式を規定するものではありませんが、パスワードを設計するときの目安になります。

表5:NIST SP 800-63B-4が求める文字数

要件内容
単一要素認証で使う場合の最低文字数15文字以上を要求(SHALL)
多要素認証の一部としてのみ使う場合8文字以上まで短縮可(SHALL)
最大文字数64文字以上を許容すべき(SHOULD)
文字種の構成規則大文字・数字・記号の混在を課してはならない(SHALL NOT)

文字種の混在を強制しない、という項目は見落とされがちです。記号を必ず1文字入れるような規則は、標準に反するだけでなく、結果として短く覚えやすいパスワードを生みやすくなります。長さで強度を確保し、使い回しを避けるほうが有効です。

ここで、方式とパスワードの関係を整理しておきます。ZipCryptoを選んだ場合、パスワードを32文字にしても方式自体の弱点は残ります。逆にAES-256を選んでも、パスワードが短ければ総当たりで破られます。方式が上限を決め、パスワードの長さがその上限までの到達度を決めるという関係です。

パスワードの生成には、当サイトのパスワード生成ツールを利用できます。受信側の環境やアプリが特定の記号を正しく扱えない場合は、記号なしのパスワード生成で英数字を長めに設定してください。記号を除くこと自体が安全性を高めるわけではなく、長さを優先するための調整です。

受け渡しの設計:ファイルとパスワードを分ける

暗号化の強度を上げても、パスワードの渡し方が同じ経路なら、その強度は意味を持ちません。ZIPファイルをメールに添付し、パスワードを別のメールで送る運用、いわゆるPPAPは、両方が同じアカウントと端末に残るため、2通に分けること自体は独立した防御になりません。この運用のリスクと代替手段はPPAPの問題点と代替策で扱っています。

受け渡し先を選ぶときは、次の順序で判断すると整理しやすくなります。第一に、その情報をそもそもメール添付で送る必要があるかを確認します。第二に、送る必要があるなら、アクセス制御付きの共有リンクや社内のファイル共有など、ファイル本体とパスワードを別の経路に置ける手段を探します。第三に、ZIPを使うしかない場合に、受信側の環境に合わせて方式を決めます。ファイル名も隠したい場合は、ZIP形式ではファイル名が暗号化されないため、7z形式や別の手段を検討してください。

ExcelブックをZIPに入れず直接保護する場合は、Excelファイルにパスワードを設定する手順も参照してください。ただしExcelの保護も万能ではなく、用途に応じた使い分けが必要です。

よくある質問

Windowsのエクスプローラーでパスワード付きZIPファイルを作成できますか?

作成できません。Microsoft公式の「ZIPファイルの圧縮と展開」では、Windows 11 バージョン24H2が暗号化された書庫ファイルの操作に対応せず、7-ZipやWinRARなどの他社アプリを使うよう案内しています。右クリックの「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」で作れるのは、パスワードのないZIPだけです。

AES-256で暗号化したZIPは、相手のパソコンで開けますか?

相手がWindows標準機能だけで開く場合は開けません。Windowsは暗号化された書庫ファイル自体を扱わないためです。AES-256形式のZIPを開くには、受信側にも7-Zip、Keka、WinZipなどAE-x仕様に対応したアプリが必要です。相手の環境を確認できないときは、ZipCryptoを選ぶか、ZIP以外の受け渡し方法を検討してください。

ZipCryptoとAES-256は、どちらを選べばよいですか?

ZIP形式を保ったまま強度を優先するならAES-256、受信側がWindows標準機能しか使えないならZipCryptoという切り分けになります。ただしZipCryptoはPKWAREの仕様書自身が「今日の基準では弱い」と明記している方式です。機密性が求められる用途では、ZipCryptoを選ばずに済む受け渡し方法を先に検討してください。

7-ZipでZIP形式を選ぶと、既定の暗号化方式はどちらですか?

7-Zipの圧縮ダイアログは、ZIP形式ではZipCryptoを一覧の先頭に、AES-256を2番目に並べ、書庫形式ごとのレジストリ設定がない場合はZipCrypto側(先頭)を選んだ状態で開きます。確実を期すには、ダイアログで暗号化方式がAES-256になっているかを目視するか、コマンドラインで -mem=AES256 を明示してください。

7z形式とZIP形式は、どちらを使うべきですか?

強度と秘匿性を優先するなら7z形式です。7z形式の暗号化方式はAES-256のみで、ファイル名も暗号化できるため、書庫に何が入っているかを一覧から読み取られません。ZIP形式ではファイル名が暗号化されません。ただし7z形式は受信側にも7-Zipなどの対応アプリが必要です。

まとめ

WindowsとMacのどちらも、標準機能だけで暗号化ZIPを作ることはできません。WindowsのエクスプローラーにもFinderの「圧縮」にもパスワード欄がなく、Microsoft公式サポートは暗号化書庫の操作に7-ZipやWinRARなどのアプリを使うよう案内しています。

ZIP形式の暗号化方式はZipCryptoとAES方式の2択で、ZipCryptoは仕様書自身が弱いと明記している従来方式です。7-ZipはZIP形式で両方を選べますが、保存された設定がない場合に選ばれるのはZipCrypto側です。7z形式なら方式はAES-256に固定され、ファイル名も暗号化されます。KekaもZIP形式では従来方式になるため、AES方式が必要なら7z形式を選びます。

作成するときは、方式を目視で確認し、受信側の環境で展開テストを行ってから送ってください。パスワードは方式の上限を超えて強くすることはできないため、方式の選択と長いパスワード、そして独立した受け渡し経路の3点をそろえることが実務上の対策になります。

本記事の調査範囲と限界

  • アプリの画面表示は、バージョンと環境によって変わります。7-Zipの挙動は配布されているソースコード(バージョン26.03)の実装を根拠としています。Windowsの表示言語やレジストリの保存内容によって、選ばれる既定値は変わります。本記事では特定の環境での画面を断定していません。
  • 既定の暗号化方式は、保存された設定に依存します。7-Zipの圧縮ダイアログは、書庫形式ごとの設定が保存されていればそれを優先し、なければ一覧の先頭を選びます。実際のダイアログで確認することを推奨する理由はここにあります。
  • Windowsの対応状況は、バージョン24H2に関する記載に基づきます。Microsoft公式サポートの記載を根拠としており、将来のバージョンでの変更を保証するものではありません。手元の環境で確認する場合は、パスワード欄があるかを実際に操作して確かめてください。
  • Mac標準機能の評価は、公式文書と同梱コマンドのman pageに基づきます。Finderの圧縮操作にパスワード欄がないこと、zipコマンドが従来方式のみであることを確認していますが、本記事の執筆時点のmacOSで確認した内容です。
  • KekaのZIP形式が従来方式である点は、公式サイトの記載に基づきます。Keka本体の動作確認は行っていません。アプリのバージョンによって実装が変わる可能性があるため、実際に作成した書庫の方式は、展開時にどのアプリが必要になるかで確認してください。
  • 暗号化方式の比較は、公開仕様の記載に基づきます。表2・表4の内容は、PKWAREの仕様書6.0節・6.1節・付録Eと、WinZipのAE-1/AE-2仕様の記載に対応します。筆者が独自に暗号解読を検証したものではありません。
  • 「既知平文攻撃に脆弱」という評価は、公開文献の記述によります。本記事では、この攻撃を再現する手順や具体的な計算量は扱いません。方式選びの判断材料として、公開文献で弱点が指摘されている事実のみを記載しています。
  • 文字数と文字種の要件は、認証システム向けの要件です。NIST SP 800-63B-4の要件は、ZIPの暗号化方式を規定するものではありません。パスワード設計の目安として参照しています。

参考資料

著者・編集:passwordgenjp.com 情報セキュリティ研究チーム。公開資料の確認日:2026年9月17日。

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